スキャナ

 スキャナは、光を電気信号に変換する素子であるCCDを用いて、印刷物や写真をディジタルデータ化する装置です。
スキャナイメージ
代表的なスキャナの外観図
 スキャナの動作の概念図をを下図に示します。
スキャナ動作概念図
スキャナ動作の概念図
 ディジタルカメラの場合と異なり、スキャナの上に載せられた印刷物や写真は動いたりしないので、直線状のCCDが機械的に移動することによって、空間的なディジタル化を行います。
 CCDには直線状に多数の受光素子(光を電気に変換する素子)が配置されており、ここで横方向に空間的なディジタル化(標本化)が行われます。さらに、CCDを載せたユニットが移動することによって、縦方向に空間的なディジタル化を行います。

スキャナの動作の動画(mpeg1,3.3MB)
スキャナの動作の動画(WMV,600KB)

 CCDで標本化された各画素の明るさ(輝度値)は電圧に変換され、順番にA/D変換器によってディジタル(数値)データに変換されます。
 数値データに変換された各画素の輝度値は、SCSIやUSBなどのインタフェースを通してコンピュータに転送され、コンピュータ上で実行されるスキャナドライバソフトウエアによって画像データが生成されます。

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katahira@med.akita-u.ac.jp