CCDの動作

 下図は、CCDの構成を示した略図です。16個ある黄色い四角()が光を電気信号に変えるフォトダイオードと呼ばれる部分です。
 4本ある縦長の長方形()と、下部にある横長の長方形()が、それぞれ電気信号を一定の規則に従ってバケツリレー式に隣に転送する機能を持つ部分です。

CCDの構造

 これが、以下のアニメーションのような動作をすることによって、各画素に対応するフォトダイオードで電気信号に変換された画像データを順々に転送し、画像のディジタル化を行います。

CCDの動作
CCD動作の動画

 ディジタルカメラなどではカラーの画像を取り込む必要があるので、下図のように、光を受けるフォトダイオードの部分に光の三原色に対応したフィルターをつけて、それぞれの成分のディジタル化を行います。いずれの場合も、人の目は緑の成分に対する感度が高いため、緑の成分をより多く取り込むことができるような配置になっています。高級な機種では、3枚のCCDを使用してR,G,Bそれぞれのディジタル化を行わせるものもあります。

カラーCCD(原色フィルタ)の例 カラーCCD(補色フィルタ)の例
原色フィルタCCD 補色フィルタCCD

もどる


katahira@med.akita-u.ac.jp