ディジタルカメラ
ディジタルカメラは、通常の銀塩カメラのフィルムの代わりに、光を電気信号に変換する素子である
CCD
を用いて、画像をディジタルデータ化する装置です。
代表的なディジタルカメラの外観写真
前方に突出している部分がレンズになります。
ディジタルカメラの構造の概念図を下図に示します。
ディジタルカメラの構造概念図
被写体の映像はレンズによって本体内部の
CCD
上に像を結びます。ここまでは光学的な処理になります。
CCDには2次元平面上に多数の受光素子(光を電気に変換する素子)が配置されており、ここで空間的なディジタル化(標本化)が行われます。また、CCDの受光素子上には
カラーフィルタ
があり、色の情報を光の三原色に分解して取り込みます。
CCDで標本化された各画素の明るさ(輝度値)は電圧に変換され、順番にA/D変換器によってディジタル(数値)データに変換されます。
数値データに変換された各画素の輝度値は、色情報の補完によりカラー画像に再構成され、
画像圧縮処理
を行ってデータ量の削減を行った上でメモリ上に記録されます。
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katahira@med.akita-u.ac.jp