画像のディジタルデータ化

 現在の計算機は、基本的にはすべて整数や実数の計算を高速に行う装置です。したがって、計算機で画像を取り扱うためには、アナログデータである画像をディジタルデータ(数値)化する必要があります。→ディジタル化された画像の例

 画像は2次元平面(静止画の場合)のデータですから、画像をディジタルデータ化するためには、画面を細かく碁盤の目のように区切った(標本化)うえで、その1点1点の明るさも数値化(量子化)する必要があります。
 下図では、左の元画像を中央の図のように7x7の点に標本化し、標本化された各点の明るさを0(黒)〜10(白)の数値に量子化した例を示しています。

ディジタル化概念図
ディジタル化の概念図

 ディジタルデータ化して取り込んだ、画面の一点一点のことを画素と呼びます。画素をピクセル(pixel)と呼ぶこともあります。
 1画素の明るさ(カラー画像では色)のデータも、数値化します。これを画素の輝度値(濃度値)といいます。
 カラー画像の場合、各画素の色をRGB(赤緑青、光の三原色)の成分に分解して数値化することが一般的です。

もどる


katahira@med.akita-u.ac.jp