シャープ化とぼかし
明るさの調整や、階調値の変換のほかにも、画像処理には2次元的なフィルタを各画素に対してかけることによって様々な効果を加えるものがあります。
たとえば、ある注目画素を中心とした上下左右の9つの画素値に対して、以下に示すような係数をそれぞれ乗算します。
赤で示した中央の係数が注目画素の部分になります。
得られた値をすべて加算し、最後に2で割った値を、新たな注目画素の画素値とするフィルタ処理を行うことにより、画像をシャープ化することができます。
また、乗算する係数を以下に示す値として、
赤で示した中央の係数が注目画素の部分になります。
得られた値をすべて加算し、最後に9で割った値を、新たな注目画素の画素値とするフィルタ処理を行うことにより、画像をぼかすことができます。
標準画像 lenna の輝度成分画像に対して、それぞれのフィルタ処理を行った画像を以下に示します。
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katahira@med.akita-u.ac.jp