階調値の部分拡大強調(lenna)

 標準画像 lenna (輝度成分) とそのヒストグラムは以下の通りです。

標準画像 lenna (輝度成分)
標準画像 lenna (輝度成分) のヒストグラム

 ヒストグラムより、ほぼすべての画素が画素値30〜230の間の輝度を持っていることがわかります。
 そこで、以下に示すような入出力関係を持つ対応表を用いて、下限30から上限230の間の画素値を、0〜255の画素値に拡大変換します。

標準画像 lenna (輝度成分) のための部分階調拡大変換テーブル
(横軸:入力値、縦軸:出力値)

 このようにして変換した標準画像 lenna (輝度成分) の画像と、そのヒストグラムを以下に示します。ヒストグラムが全体的に広がり、画像のコントラストが改善されているのがわかります。

標準画像 lenna (輝度成分)
標準画像 lenna (輝度成分) (変換後)
標準画像 lenna (輝度成分) のヒストグラム
標準画像 lenna (輝度成分) のヒストグラム (変換後)

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katahira@med.akita-u.ac.jp