日本計算機統計学会 第22回大会(秋田)
平成20年5月22日(水) - 23日(木)
秋田市文化会館
特別講演(22日)の背 景の理解のため の参考資料[01]

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秋田には沢山の酒蔵 がある.山内杜氏は優れた酒づくりの技能集団であることは全国的に汎く認められている.

この参考資料作成を担当している者が,本格的に「日本酒」に接することができたのは,25年以上前のことで,それまで,蒸留酒や葡萄酒により親しみ感じ ていた.

それは,「並行複醗酵方式」という葡萄酒や麦酒などとは異なる醗 酵方式の微妙さ故にその特徴が際立つ 日本酒の魅力に出会ったことである.

加えて.毎日として同じ気持ちや感情で終わることない仕事のあとの癒しは,程よく酒精を含んだ香り豊かな飲料であることは古今東西を問わない.
葡萄酒もその最高の候補である.しかし,日本酒はその適切な価格帯にあるだけでなく,それが提供する全ての品質が我々の身近な範囲にあること,その愉しめ る 品質の幅が広いこと,日本酒に合った食材が極めて豊富であること,四季の風情さえ日本酒に合わせて変化をしてくれること,・・・を肌身に感じている.更に は,日本酒の蔵元の地域を大切にする文化意識の豊富なことも日本酒の魅力でもある.


秋田市の北部に位置し,八郎潟にも面して いる潟上(かたかみ)市の飯田 川地区の冬景色が見られる時期は,この蔵元の仕込みの最盛期でもある.
明治の名残りを漂わせる有に五十間(1間=1.818 m)を超える煉瓦壁は,重厚で落ち着いた静かな歴史の物語を内に持つ小径である.

【写真右】
そんな煉瓦壁を左にながめながら進むと,思わず歩いてきた彼方を振り返る.
wall
【写真右】
後方の小径から,慌てて,東の進行方向をながめると,交差点の左前方に「来客用駐車場」の 標識のある煉瓦の蔵が目に入る.

重厚な構えの,その先にまで続く同じ煉瓦壁の見事さにみとれ人通りのない三間ほどの交差点を通り過ぎてしまった.
gate1

十間ほども過ぎたろうか,煉瓦壁の東端に辿り着き後戻りをしなければならなかった.
殆ど意識しないで通り過ごした交差点まで戻ると,交差点の前方右側にこの蔵元の本社の風情と歴史のある建物があった.

今は,仕込みの時期である.
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